COLOR CROW 黄靱之翼終幕


久しぶりにブログ書きます。 めちゃくちゃ長いです。
2/18(日)に、舞台「COLOR CROW 黄靱之翼」が幕を閉じました。 ご観劇くださった皆様、ありがとうございました!
今作で映画も含めシリーズ5作目となりました。
ご来場くださった関係者やお客様から、「前回のCOLOR CROW 黑韻之翼よりも、脚本、映像、殺陣など全てスケールアップした」との感想を幾つも頂けました。 ありがとうございます。
脚本を作っている時は本当に孤独な作業なので、「本当にこれで面白いのか?」というネガティブな感情が襲ってくることもあり、上演するまで安心出来ないのです。 実はプロデューサー、演出家をはじめ、キャスト、スタッフもほとんどの人は稽古期間でも脚本を褒めるような言葉を言ってくれないので (笑) まあ、演出家が脚本を兼ねる場合を除き、原作者や脚本家が常に稽古場にいることは普通ないので当然と言えば当然ですが(苦笑) あ、村上幸平と美術の松本さんだけは「脚本が面白い」と言ってくれてましたね(^ ^) この2人ホント良い人。
という訳で、千穐楽の翌日は疲労と安堵がどっと降りかかり、丸々2日は屍となっておりました(苦笑)
今回は脚本はもちろん、「マルチオープニング」「写真撮影OKシーン」「エクストラシーン」などをやるのも提案し、かなり苦労もしました。 これまで通りのやり方では、正直言って運営サイド的に厳しいと言う声を受けてのことです。 でもこの提案に関しても、内部から「そんな撮影OKなんて、各事務所さんが了承する訳ない」などと否定的な言葉を一部受けつつも、聞くだけ聞いてみてと嘆願していたら、意外にも大丈夫だったと言う。。 お客様の反応を見ていると、やって良かったと思います。 これらの追加シーンがあることで毎回勝手が変わるので、対応してくれたスタッフ、キャストの皆様には本当に感謝です。
黄靱之翼のストーリーに関しては、当初は「杏莉が卒業する話にしよう」と言った案があり、その方向で一度は書いていたのですが、自分の中にある「ハッピーエンド好き」が最後には勝ってしまい、杏莉を卒業しなくて済む形になりました。 ビジュアル撮影の時に設楽銀河に久しぶりに会うと、「聞きましたよ、裕也さん僕を殺そうとしていたらしいですね」と文句を言われたのは心外でした(笑) 誰からどう聞いていたんでしょうね。 文句言われるなら殺しておけば良かったかな(笑)
銀河はアクションも蒼霧之翼から比べるとかなり成長していて、まだ伸びしろがたくさんあります。今後の更なる成長を期待しています。
COLOR CROWは基本的には阿佐美煉が主役の物語です。なので、煉役に高本学が決まった時から、どうすれば高本学と阿佐美煉が上手くリンクしていくかなと考えています。元々魅力溢れる俳優さんですが、学の苦手な部分なども理解しつつ、俳優としても幅が出来たら嬉しいと。今回は珍しく共闘するシーンもあり、1人の俳優として楽しい時間を過ごさせてもらいました。
黄靱之翼は、煉と杏莉2人の絆がメインのストーリーですが、その他の「絆」も素敵に描きたかった。 倭人と杏莉の「親子の絆」 椿と倭人の「過去のバディの絆」 聖護と三月「バディの絆」 優斗と凪沙の「未来のバディの絆」 カムイとトゥスクルの「擬似親子の絆」 大迫と福丸の「Dolceの絆?」 舞龍とトゥスクルの「過去の生い立ちの絆」
裏の設定では、舞龍の兄弟は幼い頃にトゥスクルに世話になっていたことがあるのです。 周兄弟が政府の中心に取り立てられるだいぶ前に、トゥスクルは何人かの仲間と共に、国の中枢から離れたあの地に移った。
煉と杏莉の最後のシーン。 これも書いては消し書いては消しを何度も繰り返していました。 結果的に、2人とも正面から向き合ってくれたお陰で、あのシーンが成立しました。 2人の頑張りに感謝。
聖護、三月は役を自然に演じてくれ、安心感が増しました。諸事情で出番は少なくなってしまったけど、次回以降の活躍に期待してます。 三月役の阿部快征はコロナ禍に上演したをワンナイトバタフライ」という舞台で出会ったのですが、この人は本当に器用。殺陣もあまり得意じゃないと言いつつも、見せ方を分かっているようで難なくこなせます。まだ上に連れて行ってあげたいけど、稽古になかなか来れないのでおいおい。 そんな快征がとあるシーンだけいつも上手くいかなくて、よく悩んでたんです。悩んでるの珍しいから可愛く感じました(笑) 流石に千穐楽では上手く行きましたね。
舞龍役の五十嵐啓輔は、いつも以上に大変な役目だったと思うけど、弱音を吐かず最後までよく頑張ってくれた!ありがとう!今度メシでもご馳走しないと! 後々の笑虎のこともあり今後が気になる舞龍ですが、この役は五十嵐啓輔以外には演じるのは難しいとさえ思うようになりました。彼は本物の舞龍です。
大迫役の村上幸平は、自分の見せ場を誰よりも理解してそれを膨らませるのが誰よりも長けてるので、いつも助かります。これからも伸び伸びやって欲しい。声も良いので台本になくても歌を入れますが、ダメと言ったことは一度もありません。
福丸役の杉江優篤。前回と比べると出番は少ないながらも、「虫取り網アクション」や「拷問シーン」など印象に残るシーンもあり、さらにそれを上手く演じてくれました。次はまた彼に前節やってもらいたい気がしてます。
八神優斗役の千葉瑞己、凪沙ヒロ役の瀬戸啓太の2人は、2人とも器用そうで実は不器用なところがあり、稽古場から2人でよく芝居の話をしているのを見かけました。この2人が1番脚本について聞いて来てくれたと思います。次はもっと活躍の場が作れますように。2人ともとにかく顔が良いので好きです(笑)
トゥスクル役の武智健二さん。この方とは25年前、東映のとある映画でご一緒して以来の共演でした。その映画は自分にとっての初めての映画の現場で、当時武智さんはまだ26歳くらいで、JACの若手ナンバーワンくらいの勢いのある先輩俳優でした。 その時からのご縁で今回ご一緒出来たのは嬉しかったです。おじいさん役で得意のアクションシーンはあまりないと言う中で、きちんと爪跡残せるのは流石です。
カムイ・乃木倭人役、笠原紳司。 同い年で同じくらいの身長の俳優は初めて会ったかも。海賊の頭領カムイ、元バディの乃木倭人を豪快に演じてくれました。素敵だったでしょう? 本番に入ってから、舞台上で何度も心を動かされる瞬間があり、俳優としてとても良い時間でした。 満身創痍と顔に書いてあるくらい、気迫のこもった千穐楽でした。 千穐楽と言えば、ラストの椿と倭人の回想シーン、リアルに感動してしまい、いつもなら倭人が出て行った方向を見つめるはずが、身動きが取れないと言う現象が起きてしまいました。なかなか無いので自分でもビックリしました。これが笠原紳司と言う俳優の凄さなんでしょう。
個人的な心残りは、神楽瑠唯と白瀬礼音をもっとたくさん描きたかった。優斗と凪沙も。 次回はその辺も踏まえてストーリーを作ります。 全然劇場も何も決まってないので、いつになるかも分からないのですが。。 どうにかしてでも続編はお届けしたいと思っています。 もしかしたらクラファンなどもやらないと厳しそうなのか、今後上層部と協議して、どこかのタイミングで発表します出来るよう頑張ります。 それまで、心の準備をしつつ、待っていてください。 出来ることなら布教活動をしてもらえたら1番喜びます。 宜しくお願いします。

長々と書きましたが、ここまで読んでくれたあなたは変人です(笑) そして立派なカラクロ信者です(笑)
信者たちの期待は裏切らないので、安心してドキドキしててください。 COLOR CROWを応援してくれる方がいる限り、最終回まで頑張って描きます。
それでは、また会う日まで!
内田裕也 / 中原裕也

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