映画・母べえ


山田洋次監督、吉永小百合さん主演の映画『母べえ』を観てきました。
試写を観た知り合いが『悪くはないけど、話が暗くてヒットは難しいかも…』と言ってたので、観ようかどうか少し迷ってたんですが。
観てみたら、知り合いが言ってる意味が分かりました。一家の大黒柱が、戦時中に思想の問題で非国民だとして捕えられ、残された家族の慎ましい生活が山田洋次監督風に描かれてました。ストーリー的にはやはり重い感じになりますよね。
俺は、壇れいさんや浅野忠信さんを含め、家族のやりとりがとてもほのぼのとしていたので、面白くて見いってしまいましたが。実際に昔はあんな家庭が珍しくなかったんだろうな…と思いつつ。
戦争って今でもなくなりません。ニュースとか映画などではよく見ますが、実際に経験された方はそうゆう類いのものを見ても、我々の世代とは感じ方が全く違うのかもしれませんね。
『母べえ』を見終わった後に、その映画館のエレベーターに同乗したご年配の女性がまだ泣いていて、連れの方に『当時は本当にあんなだったから…食べ物も今みたくある訳じゃなかったし…』と涙を啜りながら話してました。
映画では泣かなかったのに、その女性の話を聞いたら急に涙が込み上げてきてました。生の体験談は伝わり方が違いますね。
やはり映画は家でDVD借りて見るより映画館で観る方が好きです。
余談ですが、主演の吉永小百合さんの次女役は、数年前にやった昼ドラ『スウとのんのん』で、のんのん役を演じた佐藤未来ちゃん(写真・左)でした。現場ではよく高い高いして遊んでました(笑)。相変わらず可愛かったですよ(^-^)

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