映画・母べえ


山田洋次監督、吉永小百合さん主演の映画『母べえ』を観てきました。
試写を観た知り合いが『悪くはないけど、話が暗くてヒットは難しいかも…』と言ってたので、観ようかどうか少し迷ってたんですが。
観てみたら、知り合いが言ってる意味が分かりました。一家の大黒柱が、戦時中に思想の問題で非国民だとして捕えられ、残された家族の慎ましい生活が山田洋次監督風に描かれてました。ストーリー的にはやはり重い感じになりますよね。
俺は、壇れいさんや浅野忠信さんを含め、家族のやりとりがとてもほのぼのとしていたので、面白くて見いってしまいましたが。実際に昔はあんな家庭が珍しくなかったんだろうな…と思いつつ。
戦争って今でもなくなりません。ニュースとか映画などではよく見ますが、実際に経験された方はそうゆう類いのものを見ても、我々の世代とは感じ方が全く違うのかもしれませんね。
『母べえ』を見終わった後に、その映画館のエレベーターに同乗したご年配の女性がまだ泣いていて、連れの方に『当時は本当にあんなだったから…食べ物も今みたくある訳じゃなかったし…』と涙を啜りながら話してました。
映画では泣かなかったのに、その女性の話を聞いたら急に涙が込み上げてきてました。生の体験談は伝わり方が違いますね。
やはり映画は家でDVD借りて見るより映画館で観る方が好きです。
余談ですが、主演の吉永小百合さんの次女役は、数年前にやった昼ドラ『スウとのんのん』で、のんのん役を演じた佐藤未来ちゃん(写真・左)でした。現場ではよく高い高いして遊んでました(笑)。相変わらず可愛かったですよ(^-^)

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同姓同名の話


先日結婚式に出席してきましたが、結婚式って銘々の席にフルネームの名札が用意されてますよね。
そこでこんなエピソードを思い出しました。(写真は目黒雅敘園にて)
8年くらい前にある結婚式に招かれた時のこと。
少し遅れて着いたため式場内ではポツンと自分の席が空いていました。名前を確認して静かに着席すると、周囲の目線が『そこはあなたの席じゃないよ』みたく訴えかけてくるんです。たまたまその時は芸能人や各界の著名人が多く出席されていた披露宴だったので、周囲の皆さんは俺の名前を見て、全く別の人を想像していたようなんです。
知ってる人も多いと思いますが、実は俺の本名はある大御所のロックンローラーと同じなんですよ。女優の樹木希林さんの旦那さんです。結局その披露宴終わるまで居心地が悪かったんですが…。
まあ昔から名前が覚えやすいとよく言われてたし、どちらかというと今までは得したことの方が多いです。
ただ芸能界で仕事する上では名前を変えた方が良いと思って、9年前くらいから地元の地名を芸名として使わせてもらってますが。
またつい最近、とある駅のホームで小島医院という看板が目に入りました。何気無くその看板を見ていたら、『院長・小島よしお』と書いてありビックリ。まぁこれはよくありそうな名前ですけどね。
今後はもっと『中原裕也』として活躍出来るよう頑張ります。すでに同じ『中原裕也』って名前の漫画家さんがいるみたいですが…。
皆さんの周りでもそういった人って結構いるんですかね?

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久々のケーキ


昨日は高校時代の友人の郁夫くんの結婚式で目黒の雅敘園に行きました。昔から甘いものはあまり好きじゃないので普段あまりケーキを食べませんが、この日に食べたケーキは格別でした。
味が良かったのはもちろんですが、ああゆう雰囲気で食べるとすごく美味しく感じますね。
あと結婚式と言えば、何と言っても『新婦からの手紙』です。
ご両親に向けて今までの感謝の気持ちや普段言えなかったことを新婦が手紙に書いて読み上げるんですが、これには毎回やられます。今回もかなりやられましたが、新郎の郁夫くんがかなりの泣き上戸なため、新婦が涙を堪えながら読んでる横で見事に号泣していたので会場中が泣き笑い状態でした(笑)
この郁夫くんは高2のクラスが一緒だったんですが、ものすごく人望が厚く、同級生ながら尊敬してました。なので素晴らしい家庭を築いてくれると確信してます。
二人ともお幸せにね(^-^)

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冬のけやき坂


六本木ヒルズのけやき坂。
綺麗ですよね。寒くなるころに毎年飾られてます。
ウチの事務所はヒルズを抜けたとこにあるので、事務所に行くときはここをよく通るんですよ。
もともと六本木は外国人がやたらと多く、ちょっと苦手なイメージを持ってました。
前に所属事務所のマンションのすぐそばで発砲事件もあったし…。
今はヒルズに続きミッドタウンも出来て観光客が増えたせいか、少しは安全になった感じはしますね。
そうそう、六本木ヒルズとは何かと縁があるようで、今まで幾つかヒルズで仕事してます。ヒルズがオープンする前に、そこで働くスタッフの研修用のビデオの仕事をやったことがあります。挨拶の仕方や歩き方など基本的な動作やスマイルの手本とか。ヒルズで働いたことがある人は多分見ていると思いますよ(^-^)
また、あるイベントの仕事では、ヒルズアリーナに馬に乗って登場したこともあります。六本木で馬に乗れるなんてなかなかないですよね。
まだ他にも幾つかありましたが、現場が六本木だと便利で嬉しいです。去年はやたらと緑山スタジオが多かったので。

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あいだみつを


先日、東京国際フォーラムにある『あいだみつを美術館』に行ってきました。
10年ほど前から好きで、日めくりカレンダーとか幾つか買ってたんですが、美術館に行ったのは今回が初めて。
そういえば、少し前に木梨憲武さんがドラマで演じてましたね。
館内に展示されてたのはほとんどが知ってる作品だったけど、ああゆう風に額に入ってるのを見るとやっぱ感じ方が違いますね。短い文なのに何度も見返してみたり。
単純なように思える言葉でも、見る人によって色んな意味にとれる。
『考えてばかりいると日が暮れちゃうよ』とか、結構好きです。他のどの作品も、見ると少し前向きになれるはず。何か壁にぶつかってたり悩みがある人はぜひ一度行ってみて下さい。

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古巣の最終日


俺がすっごくお世話になった渋谷のダイニングレストランが昨日で閉店になりました。
写真は店のマネージャーの酒井さんと。ちなみにこの日は友人の結婚パーティーの帰りだったのでスーツ姿でした。
17歳から30歳まで12年半くらいここで働いてたんですよ。社長さんも理解ある人で、俺が俳優の仕事やオーディションで急に休んでも平気なように、色々と良くしてもらいました。
ここで知り合った人や得た経験は俺の大事な財産です。実際ここでバイトしてた時に知り合った人の紹介で今の事務所にも入ったし。何だか母校が廃校になったような感覚ですね。
愛着があるので辞めてからも月イチくらいで通ってました。
こうゆう思い入れのある場所がなくなっていくのは本当に淋しいですね。

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足元にご注意


先日は久しぶりに積もりましたね(^-^)
性格が子供なせいか雪が降るとワクワクしてしまいます。今回も雪だるまを作りたかったんですが、あの日は何かと用事があり残念ながら雪で遊べませんでした。
小学生の頃、学校からの帰り道にずっと雪玉を転がして帰ったりしましたね。
大きくなりすぎて押しても動かないくらいのを道端に放置して帰ったら、翌朝見ると誰かがそれを胴体にして雪だるまを作ってくれてた事もありました。ちょっと嬉しかったなぁ。
そういえば去年生まれて初めてヒョウが降ったのを見ました。
たまたま家に居た時、外から雨音がしたと思うと、次第にその音が尋常じゃない感じになったので『何だ!?』と思ってベランダに出たら、パチンコ玉くらいの氷のカタマリがバチバチ降ってきていました。思わずデジカメと傘持って外に行きましたよ。もう少し大きかったら大変な被害になってたでしょうね。
海外のニュースで拳大のヒョウが車のフロントガラスを壊してるのを見たことあるけど、あんなの東京辺りで降ったらかなりの死者が出ますよね。そう考えると自然って怖いなぁ…。

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電車の中にて


電車の中って人間観察にモッテコイの場所です。
特に始発とか終電間際とかは変わった人をよく見れます。少し前までは変わった酔っ払いのオジサンがいるとたまに話し掛けたりしてました。友達に止められてからはやらないようにしてますが…。
前に渋谷から電車に乗ったら、車内でやたら周りに文句を言ってる酔っ払い(50〜60歳くらい)がいました。その人は隣に座ってる花束を持った女性に何やらブツブツと言っていて、その女性は少し体を背けてました。その反対隣が空いていたので俺がそこに座ると、オジサンはこっちをチラリ。目が合ったので、『疲れてるんですね。』と話し掛けてみました。そこからはまるでカウンセリングです。息子が言うことを聞かないとか会社の部下がどうだとか、俺の降りる駅までずっと話を聞いてました。『じゃ、ここで降りるんで。頑張ってね!』と言うと、『本当に有り難う!』と握手を求められました。その時のオジサンの表情はとても穏やかで、始めに見たのと違う良い顔になっていて、ちょっと嬉しい気分になりました。
迷惑な感じの酔っ払いの人って結構ナイーブな人が多いみたいです(^-^)
あと数年前、山手線の渋谷駅ホームで俺が間に合わないと乗るのを諦めた電車に、後ろからダッシュで乗ろうとした男性がいました。彼は閉じた扉に激突した挙げ句、ホームと車両の隙間にストンと落ちて、ホームの縁にお尻を強打!一瞬その隙間に挟まってしまいました。
しかしその男性は何事もなかったかのように平然と立ち上がり、ホームを歩いて去って行きました。興味が湧いてちょっとついて行ってみたら、ホームの影で太ももの辺りをさすっていました。やはり痛いの我慢してたんですね。大ケガにならなくて良かったですが、駆け込み乗車は本当にキケンだと思い知らされました。
皆さんも気を付けて下さいね(^-^)

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雄大なる雪山


先日、映画『銀色のシーズン』を観てきました。
正直言って最初はあまり期待してなかったけど、かなり満足出来ました。
主役の瑛太くんが有名なモーグルの選手だったという設定。俺は人生で4回くらいしかスキーをやったことがなく全くの素人なんですが、そんな俺が観ても雪山の急斜面を滑降する映像は圧巻でした。あんなふうに滑れたら気持ち良いだろうなぁ。
聞いたところによると、撮影の際、日本では雪が足りなくてカナダで追加ロケをしたらしいです。お金かけてますね。
映像も超キレイに撮ってるし、劇中の音楽もすごく映像にマッチしてました(^-^)
気分をスカッとさせたい時に観たい映画ですね。
実はこの日、朝方まで起きていて寝不足で映画館に行ったんですが、全く眠くならなかったですよ。この2日前に観た洋画ではいいところで寝てました…(苦笑)また見直さないと。
この作品に出演している國村隼さんは、個人的にすごく気になる俳優さんの一人です。映画『シルク』でも好演されていました。あの独特の語り口は、物語に厚みを出してますよね(^-^)

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劇団桟敷童子


昨日は中野に芝居を観に行きました。
2〜3年前くらいからお気に入りの劇団桟敷童子(サジキドウジ)の芝居です。
小劇場の劇団ではかなりの人気劇団なので、知ってる人も多いはず。俳優・女優さんや芸能関係者にもファンが多いようです。
今回の演目は『泥花(どろばな)』でした。
前に初めて知り合いにこの劇団の評判を聞いて、次の公演にでも観に行きたいなと思った数日後に、ある稽古場で偶然にも劇団員の新井結香ちゃん(写真)と知り合うことに。早速芝居の予定を聞いて、それからはほぼ毎公演観に行ってます。
この桟敷童子は公演のほとんどを普通の劇場ではなく、運送会社の倉庫や閉館になった映画館などでやっていて、手造りのセットでいつもラストシーンで観客をアッ!と言わせる大掛かりな仕掛けがあるんですよ。
もちろん桟敷童子の本当の魅力はそれだけじゃありません。演技力もさることながら、劇団員全員がストイックに芝居しているのガンガン伝わってくる感じが大好きです。芝居にも全部出ています。始まる前の受付や入場整理も出演者がすべてやっていて、毎回満席になる程の人気劇団なのにも関わらずそうやってお客さんと接する姿勢がかなり素敵です。
今年は座長さんが明治座の舞台の演出をしたりと皆さん忙しいみたいで、桟敷童子としての公演は今回の芝居の次は秋まで観れないと言うから残念…。
興味があったら27(日)まで中野光座でやってるので問い合わせてみて下さい。ただし立見覚悟で厚着して行かないとダメですよ(^-^)カイロ持参でも観る価値あります。
もし行ったら新井結香ちゃんに声掛けてみて下さい。見ての通り話しやすい人なので(^-^)

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